-90km(1:08:29)
膝の内側がヤヴァい。エイドやらで止まって走り出すと鶩足炎のあの膝がロックされたような感じ。少し走ってると痛みがボヤけてくるけど、ここはペースを落として完走優先。なるべく痛くならんように安全順行!
信号で止まってたらよく道中一緒になってた、ラミネートされた高低図を持った、同じく初飛騨高山というランナーに追いつかれた。
いやあ〜しんどいっすねえ。なんて会話を交わしてたんすけど。
ふと「ラスボス峠って何キロぐらいから始まるんすか?」って聞いてみたんすよ。
そしたら『えっラスボス峠って何ですか?(高低図を見ながら)確かに途中上るところありますけど…多分今までの坂と比べたらそんなに大した感じじゃなさそう…』とか言うもんやから、その言葉鵜呑みにしてもうたんすけどね。いや、とんでもねえよww
その後、徐々には登っていくんですけど、(ああ、これのことかいな?終盤やからちょっと大袈裟にいうてるだけなんかも)と思ったその矢先…
ラスボス峠があらわれた!
うわっ!どえらい坂!!こ、こいつがラスボス峠け!!
(あの高低図ランナーめ…)←ちゃんと予習してへん自分が悪い。
よく見かけたランナーたちも歩いては走ったり、走っては歩いたり。ここでこんな難所残してるとは…絶望しつつも仕方ない、走りますけど。キツい所だとガーミンの表示はキロ8とかww
(一生懸命走ってるのにキロ8ってどんなフォームなんやろか)なんぞヒイヒイ言いながら思う。
***
-100km(1:06:01)
うろ覚えですけど、やっとこ坂を上り、確か90kmの計測マット踏んで。
ようやくラスボス峠を超えたと思った矢先。
ラスボス峠があらわれた!
うおおおお!?また出てきよった!!そういえば事前にダブルピークどうこう…。
予備知識なくドラクエ2を初プレイ。ハーゴン倒した後、友達の「ハーゴン倒したら裏ボス出てきよる」アドバイスなんぞ聞き流し、回復ナシでシドー戦へ突入した、30年以上前のあの苦い記憶がフラッシュバック!!
ラスボス峠、言い得て妙!
息も絶え絶え、それでも何とか歩かずに上り切ったよ、膝が痛くなってから抜かされていったランナーたちをかわす。(フハハハ!)と鼻の穴広げてたら…その後の下り〜平地であっちゅうまに抜かされていったよ。そらそうですわなw
最終関門の公文書エイド(93.3km)。太陽も出てきてるし前行くランナー、結構みんな被り水してはる。俺は被り水はパス…清見サイダーうんめえ、2杯ガブ飲み。
あと、「どぶ汁飲んでって〜」ってボランティアの人に声かけてもろたんですけどね。
暖かいのと冷たいのと用意してくれてたんですけど、今の自分にゃちょっと重い。
「ありがとうございます、でもまた今度。元気ある時飲みますわ〜」言うたら「じゃあまた絶対遊びに来てね!頑張って!」ってみんな笑って送ってくれたんですよねえ。
なんてことないやりとりやけど、やば。グッときた。
応援してくれる人「あと6km!たった40分!」
(あざます!いやそれ、長いっすー!)
小学生「ウルトラマラソンー頑張ってえ!」
(ありがとう〜元気出たわあ〜)
道端に立ってる農家のオッサン、ボソッと「頑張れ」
(ありがとうございます!頑張りますー!)
100kmで200回以上(ありがとう)なんて、ガラにないこと言った気がする。
…すみません、ウソつきました。それでも100回は固いな。
そんぐらい、いやそれ以上応援してもらえたのは間違いないです。
FINISH 9時間50分08 (ネット)
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